【住まいの知恵】部屋を暖かくする工夫
[Point1] 冷気は窓からやってくる。
部屋に侵入してくる冷気の大半は、窓からやってきます。そこでひと工夫。
[カーテンの工夫]
カーテンには、意外に断熱効果があります。ただ、上下に隙間があると、冷気が侵入してしまいます。特に冷たい空気は下から流れ込んできますので、床まできっちり届くカーテンが効果的。とはいえ、買い換えるのはお金がかかります。別の布をカーテンの裾に付け足してしまうことで丈を伸ばせます。
[窓ガラスの工夫]
窓のサッシを二重にすれば、効果抜群ですが、さすがに手間とお金が・・・。簡単でリーズナブルな方法としては、窓ガラス全体に断熱用シートを貼る、というのがあります。断熱シートは、ホームセンターなどで販売されています。
[Point2] 冷気は床下からもやってくる。
特に戸建て住宅では、冷気は床下からも伝わってきます。暖房効率を上げるためにもひと工夫。
「畳の下に新聞紙」
和室の場合、床下の冷気が床板の隙間から入ってきてしまいます。これを防ぐには、薄く、気密性も高い新聞紙が最適です。畳を上げ、床と畳の間に敷き詰めます。面倒でしたら、部屋中に敷き詰めなくても大丈夫。普段人が寝起きするスペースだけで十分効果を発揮します。
[Point3] 暖房器具のメンテナンスで効率アップ
「掃除と器具の点検で安全暖か」
しばらく使っていると、石油ストーブの芯は劣化してきますし、ファンヒーターのフィルターにはホコリがたまってきたりもします。こまめにメンテナンスすることで、暖房効率がアップします。ストーブの反射板なども定期的に汚れを落としましょう。放射熱が強くなり、同じ燃費、消費電力でもお部屋をより暖められます。
「変質灯油について」
灯油はシーズン終了時に使い切る事が原則。もし残った場合は、冷暗所で密閉して保存しましょう。長い間保存した灯油は、変質灯油になっていることもあります。変質灯油を使うと、トラブルの原因になります。その場合は、使わずに処分は販売店に相談しましょう。